鎌倉時代に法然の弟子親鸞、浄土宗の教えを発展させた仏教団です。親鸞は自身新たな教団を作る意志は無かったもので、ただ浄土宗の教えは「真の宗派」であることを世間に伝えるだけでしたが、歴史的に浄土宗真宗の宗派を作り上げた。
浄土真宗の教義は念仏することによって、阿弥陀如来の慈悲を信知せしめられ、すべての人間は成仏することが出来る。『歎異抄』の中に、「善人なをもて往生ととぐ、いわんや悪人をや」を書かれています。この一言は浄土真宗の教えの濃縮です。善人・悪人に関わらず、懺悔をすれば成仏になれる、こういった往生の思想は鎌倉時代の仏教の頂点を示すものです。この点については浄土宗系の教え『往生要集』と同じですが、法然上人強調したのは念仏し往生すること、親鸞強調したのは念仏を唱えることで往生が約束される段階までを純粋化した。
近世浄土宗からの圧力で江戸幕府時代「浄土真宗」の名称は使用禁止されていました。明治5年「一向宗名之儀、自今真宗ト改名可致旨」の布告が発せられ、ようやく浄土真宗の名称は認められるようになった。
浄土真宗東 | ||
九字 | 阿弥陀如来 | 十字 |
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浄土真宗西 | ||
蓮如 | 阿弥陀如来 | 親鸞 |
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●開祖 親鸞聖人(1173〜1262)
●本尊 阿弥陀如来
●脇侍 東は右十字、左九字、西は右親鸞左は蓮如
●経典 「正信念仏偈」「和讃」
●唱名 南無阿弥陀仏
《浄土真宗本願寺は》
本山 西本願寺 京都府京都市下京区彫川通花町下ル本願寺門前町 電話:075-371-5181
《真宗大谷派》
本山 東本願寺 京都府京都市下京区烏丸通七条上ル上葉町754 電話:075-371-9181
《真宗高田派》
本山 専修寺 三重県津市一身町2819 電話:059-232−4171
【親鸞について】見真大師。比叡山で修行後、法然の門下入り、後浄土真宗を立ち上げた。
【蓮如について】慧燈大師。現在の本願寺教団の基盤を作った、浄土真宗を広げました。
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