真言宗は9世紀に空海(弘法大師)によって開かれた宗教、中国唐の時代に空海が長安に渡り、清龍寺で仏教の基本を学び、悟りを開きました。弘法大師は天才的かつ神秘的な存在です。入唐後すぐ漢詩の才能を発揮し周囲を驚かす。灌頂式では目を隠しながら花は二度とも曼荼羅の中心部大日如来の上に落ちたという。帰国後高野山金剛峯寺を建立。高野山を選んだ理由も投げた三鈷杵が高野山の松の枝に引っかかっていたと言われています。
弘法大師の著作「秘密曼荼羅十住心論」(ひみつまんだらじゅうじゅうしんろん)、「秘蔵宝鑰」(ひぞうほうやく)、各宗派の教学に評価され、真言宗を最上位に置くことによって十段階の思想体系の中に組み込んだ。真言宗の教えは一言で表現したものは「即身成仏」、すなわち生きた身のまま仏になること。真理を見つめる目があればすべてのものは宝となり、それが仏の身になることです。
弘法大師円寂後、東寺と高野山の本位争いが始まった、観賢は東寺と金剛峯寺の座主兼ね、東寺を本寺とし、金剛峯寺は末寺の地位を確定されました。その後平安時代まで金剛峯寺は衰弱の状態のままでした。平安時代後、皇室などの経済的な支援で安定してきました。
真言宗の各宗派に於いて大師信仰が厚い、それは弘法大師は仏教者であるとともに思想家でもあり、日本文化へ大きな影響を与える人物である。
不動明王 | 大日如来 | 弘法大師 |
![]() |
![]() |
![]() |
輪島位牌を求める方は、商品カタログを案内いたします、お気軽に問い合わせください。