位牌のことわかりやすく解説しています。
位牌知識ガイド

位牌は小さいけれど、多くの部品と複雑な工程で作られています。

位牌の構造上の専門用語

位牌説明[札板] 札板
札板とは台座の上に差している板のこと、戒名の文字を記するための板、表面の仕上がり精度によって文字の仕上がりが左右されます。
[受花・受華・請花]うけばな
札板の真下、茄子座の上に上に向いて開いた蓮弁の形をしたもの。お位牌のみならず、仏像の台座も同様な構造あります。
[上花]うえばな
茄子座上に花の形に彫刻された受板のこと。下の返り花と対照にお位牌の美しさを引き立てます。
[茄子座]なすざ
上花と返り花に囲まれた部分、通称[まる]。ほとんどの場合は真ん中に丸い窓のような構造で、中に金紙やキラキラ紙が入っています。

[返り花]かえりばな
上花と同じ様な構造、上に向いています。
[框座]かまちざ
窓・戸・障子などの枠に当たる部分が位牌では一番下の部分になります。


位牌の製造上の専門用語

[天日乾燥と養生] 
天日乾燥とは昔ながら木の自然乾燥法です。人工乾燥と違い長い年月は必要です。素材に負荷を掛けずに色合いのよさ・本来の香り・木目を保つことができます。養生とは乾燥後3か月以上に風通しのいい部屋に使用せずに寝かすこと。木の乾燥度は特に唐木位牌においては一番肝心なところです。乾燥不十分ですとひび割れの原因になります。なお、唐木は硬い為、基本的に天日で乾燥され人工乾燥は不向きです。

[漆塗り]
綺麗に研磨された位牌の部品、次の大事な工程は漆塗りです。この作業では完全に外部と隔離な部屋に行われます。わずかなほこりは命取りです。漆塗りは位牌の仕上がりを左右しますので、経験豊富な職人は必要です。

[金箔押し・金粉蒔き]
漆塗りされた位牌は完全に乾燥させたら、金箔押しや金粉蒔きなどの作業します。この作業も熟練な職人は必要です。しわのない仕上がりを要求されます。札板の正面と側面、箔押しされたものは総金あるいは三方金といいます。


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