四百年の歴史をもつ仏具製造の一大産業として、日本のトップシェアを誇る伝統工芸都市「高岡」。
そんな街で磨かれた技が冴えわたる「着色技法」を楽しめる仏縁堂オリジナルシリーズが登場。
時を経た様な独特の深みある銅版を使った、他では見る事のできない高級品となっています。












多彩な着色の「技」


色によって着彩の技は多数あり、長年培われた経験と知識の蓄積により出来ています。
一般的には銅版の着彩に使うとは到底思えない、日本酒や米糖等身近なものを使ったり、 様々アプローチにより、伝統的な色は作られています。
大変な手間と時間を費やしながら、特徴的な模様や発色は、完成するまでわからない自然の仕上がりに任せた作りとなっています。




知恵の蓄積 様々な技法


色彩豊かな高岡の技法は、 「反応・腐食・加熱」他、様々な技法とそれらの組合せにより、色を表現しています。
高岡の歴史の中で、試行錯誤の末に 完成し、今の職人達に伝えられた伝統的な知識と技。
人の手を極力排し、金属に起こる反応をありのままに活かした「自然と調和した色」とも言える仕上がりです。





職人達のこだわり

高熱を宿した銅版の熱にも負けない道具として、職人達が長年使い続けている、 稲で編んだ「ネゴボウキ」と呼ばれる道具で表面を磨き上げていきます。

決して、最先端の道具に固執せず、良いものを使い続ける職人達のこだわりが見受けられます。
色味をだした銅版は艶出しと耐久度を上げる為に蝋を表面に塗り込んでいきますが、「蜜蝋」や「イボタ蝋」など、高級で上品な仕上がりになるものを使用するなど、細かなこだわりを積み重ねることで「高岡」に愛される色を作り上げる事ができるのです。




 伝統的な技法は
    今も進化途中


仏像や仏具等で使われていた着色技法は、時代の流れとともに、さらに進化を続けています。
先人たちが築きあげた伝統を継承しつつ、現代でも愛される技法を追求し、新しい「色」の探究を続けています。
活用できる場も仏具や仏像に囚われず、住宅のタイルや身近な小物などにも使われ、 さらに『ローカルからグローバルへ』と国内に留まらず、世界から注目される、伝統工芸として存在へ固めています